SNSで話題！Google Nano-Bananaで写真をフィギュア化する方法を解説

佐藤は、最先端の AI テクノロジーに深い関心を持つライターです。佐藤と一緒に、魅力的な AI ツールの世界を巡る旅に出かけましょう。

2025/09/19 5分で読めます

最近、SNSで話題になっているAIフィギュア化写真を見かけたことはありませんか？まるで実際のガレージキットのように写真を変換するユニークなAIアートで、「自分でも作ってみたい！」と思った方も多いはずです。実はこれらのフィギュア画像は、Googleが最新リリースした画像生成モデル Gemini 2.5 Flash Image（通称 Nano-Banana）を活用して作られています。

本記事では、写真をAIでフィギュア化する具体的な方法を解説します。プロンプトを入力せずワンクリックで生成できる方法と、自分で指示を入力してカスタマイズする方法の2種類があり、どちらも無料で試すことができます。

Gemini 2.5 Flash Image（Nano-Banana）で写真をフィギュア化

AI写真フィギュア化とは？

「AI写真フィギュア化」とは、通常の写真に写っている人物や被写体を、まるでプラスチックやPVC素材で作られたガレージキット（フィギュア）のような質感に変換する最新の画像生成技術です。これにより、現実の写真がそのまま“AIフィギュアアート”へと生まれ変わります。

この技術を実現しているのが、2025年8月に突如LMArena AIのブラインドテストプラットフォームで登場し、8月26日にGoogleが正式発表した最新モデル Gemini 2.5 Flash Image（通称：Nano-Banana）です。従来の画像生成AIを超える性能を持ち、被写体の顔立ち・髪型・体型といった核心部分を崩さずに保持しながら、背景の差し替え、視点やポーズの変更など高度な編集を自然言語の指示だけで実現できます。

特にNano-Bananaは、人間に近いレベルで既存の画像を「理解」できる点が大きな特徴で、従来のAIでは難しかった複雑な構図変更や質感変換もスムーズに処理できます。そのため、AI写真フィギュア化においても、リアルな造形感や質感の再現力が高く評価されています。

プロンプト不要のワンクリックで写真をフィギュア化する方法

ChatArtはチャットで使えるAI画像生成・編集ツールです。チャットに話しかけるように指示を出すだけで、画像の新規生成や既存写真の編集が可能。Nano-Banana（Gemini 2.5 Flash Image）やChatGPT系などの先端モデルを内蔵しており、ゼロからの創作も、手持ちの写真を手早くフィギュア風に変換する編集も、同じ操作フローで行えます。

特に便利なのは「テンプレート／人気プロンプト」を用意している点。難しいプロンプトを自分で考えなくても、あらかじめ用意されたフィギュアテンプレートを選んで画像をアップロードするだけで、ワンクリックで狙いどおりのフィギュアイメージが得られます。初心者でも直感的に扱えるため、SNS向けのユニークなビジュアル作成が手軽に楽しめます。

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多機能AI生成：画像から画像への生成、テキストから画像生成に対応
Web版とスマホアプリの両対応：PCでもスマホでも同じ操作で生成・編集可能
先端モデルの選択可：Nano-Bananaやその他高性能モデルを使い分けて出力を最適化
テンプレート＆ワンクリック生成：人気の「フィギュア化テンプレート」を選んでアップロードするだけでOK。
多言語対応：英語、日本語、フランス語など、複数言語に対応

写真をフィギュア化する具体的な手順「プロンプト不要」

ステップ 1まず ChatArt AI を起動し、チャット画面左下のモデル選択から「画像モデル＞ Nano-Banana」を指定します。

Nano-Bananaを指定する

ステップ 2入力欄をクリックすると、上部にテンプレートウィンドウが表示されます。ここで一番人気の「バナナフィギュア化」テンプレートを選びましょう。

フィギュア化テンプレートを選択

ステップ 3テンプレートを選ぶと、自動的に設定済みのプロンプトが入力欄に反映されます。表示されるサンプル画像をクリックして、自分がフィギュア化したいキャラクター／人物／動物などの写真に差し替えてください。なるべく全身が写っている画像をアップロードすると、より原型に忠実なガレージキット風画像が生成されます。

写真をアップロードする

ステップ 4写真とテキストをそのまま送信すればOK。数秒待つと、AIがフィギュア化された画像を生成してくれます。仕上がった画像はそのまま保存でき、SNSや友人とのシェアにも最適です。

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生成したフィギュア画像を動かす方法

ChatArtでは、AIで作成したフィギュア画像を静止画のまま楽しむだけでなく、AI画像から動画への変換機能を使って「動くフィギュア」に仕上げることができます。まるで自分の作った手作りフィギュアが生きているかのように、SNSでシェアすれば注目度も抜群です。

ステップ 1ChatArtのAI動画機能にアクセスし、フィギュアのアニメーションテンプレートを選択します。

フィギュアのアニメーションテンプレート

ステップ 2先ほど生成したフィギュア画像、または別のAIフィギュア写真をアップロードし、「生成」をクリック。

フィギュア化写真を動かす

ステップ 3数秒待つだけで、フィギュアが動き出すアニメーション動画が完成します。

Google Gemini公式でフィギュア化する方法（プロンプト入力あり）

Google Gemini 公式の Google AI Studio からも、Nano-Banana（Gemini 2.5 Flash Image）モデルを使って写真をフィギュア化することができます。

ステップ 1まず、Google AI Studio にアクセスし、Googleアカウントでログインします。右側のモデルリストから Gemini 2.5 Flash Image（Nano-Banana）を選びます。

Google AI Studioにアクセス

ステップ 2フィギュア化したい写真をアップロードします。できれば全身が写っているものがおすすめです。部分的な写真でも自動補完されますが、実際の姿勢や服装と異なる場合があります。

フィギュア化したい写真をアップロード

ステップ 3以下のような指示文（プロンプト）を入力してください：

Create a 1/7 scale commercialized figurine of the characters in the picture, in a realistic style, in a real environment. The figurine is placed on a computer desk. The figurine has a round transparent acrylic base, with no text on the base. The content on the computer screen is a 3D modeling process of this figurine. Next to the computer screen is a toy packaging box, designed in a style reminiscent of high-quality collectible figures, printed with original artwork. The packaging features two-dimensional flat illustrations.

以下は日本語のプロンプトです。

イラスト中のキャラクターの1/7スケール商用フィギュアを作成。リアルな質感と環境で表現し、フィギュアをパソコンデスクに配置。文字なしの円形透明アクリル台座を使用。モニターにはフィギュアのZBrushモデリング作業画面を表示し、横にはオリジナルアートが印刷されたBANDAI風パッケージボックスを配置してください。

プロンプトを入力